VALUE EPISODE

お客様の言葉で
“プロプライド” が目覚める
瀧澤 信哉 2016年 入社 / 渋川営業所
プロ プライド

決めた約束を守ること。
決めた目標への
執着をもつこと。
プロとしての自覚は、
決断と行動によって生まれる。
プロとしての自信は、
実現によって生まれる。

お客様の言葉で
“プロプライド” が目覚める

営業配属1年目のころの話です。私が担当をしていた販売店さんに製品の注文をいただき、当社の受注センターに手配の依頼をかけました。指定通りに手配してもらい、入荷日を施工日として段取りを組んでいたところ、当日になって届いていないものがあることが発覚。確認すると、発注で漏れが生じていることがわかりました。
発注品が届いていないことに気づいたお客様から電話がかかってきて強くご指摘を受けました。
その時は「こんなこともあるだろう、自分のミスじゃないし」と思っていたのですが、お客様からすれば私が担当。社内のミスかどうかなんて関係ない。全くプライドがない仕事の仕方をしていたな、と今となっては思います。
そのお客様は新人の私が担当になったときから色々教えてあげようという気持ちで面倒を見てくださっていました。きっとその時の謝る私の態度から、他責の念を感じたのでしょう。お客様は私のことを想って叱ってくださったのだと思います。
それ以降、何か起きたら自分の責任。自分で何とかしなきゃいけない。注文を受けた後の対応は、全部自分ごとでやらなきゃダメなんだ、と気づきました。
1年目だから許してもらえるとか、どうせプロとして見てもらえていないだろう、という甘えがどこかにあった。そんなプライドのない仕事の仕方をしていたんです。
お客様からの電話を切ったあと、まずは会いにいこう、と思いました。会って、直接謝ろうと。
お客様の「瀧澤さんがうちの担当だから、瀧澤さんにしか頼めないんだよ」という言葉で、プロとして仕事をすることがどういうことかを学びました。このことに気づいたのが新人のころでよかったと思います。大切なことに気付かせてくださったお客様には感謝しかありません。

6年ほど新潟で営業担当として勤務した後、群馬の渋川市でスミックの営業所を開業し、現在、一人で運営しています。
28歳になる頃、第一子が誕生するタイミングで妻の実家のある群馬県に行こうと決めたんです。群馬から新潟に通うわけにもいかず、辞める意志を上司に伝えました。会社や仕事が嫌になって辞めるわけではなかったし、辞めても同じような仕事に就こうと考えていました。私の思いを汲み取ってくださった上司と話し、リモートワークで営業サポートの仕事を続けさせてもらう話が進んでいました。が、しかし、社長から「営業サポートの仕事でも会社の役には立ってもらえるだろうけど、それでいいのか?(リモートによる営業サポートの仕事で)これから20年、30年と成長し続けられるのか?」と聞かれたんです。上司も社長も私のキャリアのことを真剣に考えてくれました。
社長とは何度も、私が成長できる環境や仕事内容について話した結果、渋川で個人向けの販売店を開業することに決めました。会社のバックアップを受けながらチャレンジできるなんて、本当に恵まれています。

今も一人の社員に代わりはないですが、経営者くらいの気持ちでやっていかなくては、と思っています。スミック社員の皆さんが稼いだお金を借金して渋川でやっていると思っているので、数字がなくなればもうクビだと思っています。それでいいし、それくらいの気持ちでやっています。
渋川営業所は個人向けの業態で、本社のスミックは99%が企業向けの業態。県外で個人向けの事業を試験的にやっているのだから、本社には渋川で得た知見や経験はフィードバックするのが自分の役割であり使命と捉えています。
また、個人向けの業態ということは、店の評価がそのまま自分の評価になるため、お客様アンケートやGoogleの口コミはすべて自分ごと。渋川に来て本当の意味で他責ができない状況になりました。
個人のお客様からすれば、私に依頼してくださる内容は大きな出来事です。私からすれば、年間何十何百あるうちの一人かもしれないですが、そう思ってしまったらダメだ、と言い聞かせています。

立ち上げから現在までの2年は苦労もありましたが、嬉しいこともあります。
「ちょっと高かったけど、瀧澤さんから買う」とお客様に言ってもらえたことは印象に残っています。
そのお客様は「駆け引きしたくないので一発勝負で安い方に依頼します」と最初に言っていました。
私としても担当したい案件だったため、早めに見積もりを出すなど善処はしていたものの、競合他社の見積もりの方が安かったようです。しかし、最終的には私の方に決めてくださいました。お客様が購入基準を変えるほど、私を信頼して選んでくださったと思うと嬉しくてたまりませんでした。

自分でも不思議なことは、本社から離れた今の方が、会社のことをよく考えるようになったということです。裁量を持って働かせていただくことで、何にいくらかけよう、など、色々なことを主体的に考えていることや、視座が少し上がったことがあるかもしれませんが、会社のことも俯瞰して見られるようになりました。
最近は、有志を募って業務効率化のプロジェクトを発足するなど、人を巻き込んだ動きをしています。
距離は遠くなっても、スミックでプロとして働くというプライドは、日増しに強くなっている気がします。

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